きものみこ

きものと旅と神社と美味しいもの、大好き♪スピード結婚、妊娠、出産で、現在、育児に奮闘中!

箱根三社参り〜思い立ちて

 6月末は大祓の日でしたね。わたしは仕事で行けなかったので、翌日にでも神社へ行こうと思っていました。無意識に”水のある場所へ行きたい!”と心が求めているのを感じながら、どこの神社へ行こうなと思考を巡らせていると、ふと、箱根神社九頭龍神社を思いつきました。しばらく行っていなかったので行き方をHPで確認していると目に止まったページがありました。

 

「一日は月次祭」

 

 九頭龍神社の月次祭に真冬に行ったことがあります。それは毎月13日なのです。なので、箱根神社の月次祭は1日だったのねーと思いました。詳しく読んでみると、6時55分までに受付で、7時から斎行、拝殿で直会をし、8時から儀式殿へ移動し朝餉会。この朝餉会は神様にお供えしたお米で作ったお粥をいただくというもの。初穂料は3千円〜で参列できます。

 朝7時前に箱根・・・

 お粥食べたい♡・・・←こちらの希望が強い?食いしん坊。

始発の電車に乗っても間に合うかどうかあわかりませんでしたが、行く!と決めました。

 

 前日が2時間半の睡眠で一日仕事をし、その日の帰宅も遅くなり、睡眠時間は4〜5時間だったでしょうか。わたしは寝ないとダメで、食いしん坊ですが、食より睡眠が大事だったりします。起きれるか心配でした。翌朝、心配していたわりに、目覚ましが鳴ると起きれました。


 自転車で最寄り駅へ向かい、4時台の始発に乗ることができました。小田原で箱根行きの始発バスに乗り、箱根神社を目指すこと40分?50分?

気づくと、視界が白い!

わたしは一体どこへ来たのだろう?!?と、焦りました。バスでウトウトしていたので、いつからそんなに天気が変わったのかも気づきませんでした。家を出る時も、小田原でバスに乗った時も雨は降っていません。バスの運転手さんに「ここから神社は近いのですよね?」と確認してバス停を降りてみるけれど、周りが霧で白すぎて全く見えず、方角がわかりません。”バスの運転手さんにもう少し詳しく、せめて方角だけでも聞いておけばよかった〜!”と思いながら、何か看板や目印になるもの、地図らしきものはないかとキョロキョロ。わずかな情報を総合して、”たぶん、こっち!”と思った方を歩いていくと、明かりはついているけれど無人の交番がありました。

 ”おまわりさんに確認しようと思ったのに、おまわりさんがいない・・・”

しかし、ガラス戸に箱根神社はコチラの文字と矢印。”この道を真っ直ぐで間違いないのね!”と確認ができ、また白くて見えない先へ道路に沿って歩いて行きました。すると、大きな鳥居と駐車場の案内。箱根神社まで近づいたことに間違いないけれど、以前行った時に見た鳥居とは異なり、まだ神社まで遠そうだなと思いました。その写真はコチラ↓

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 箱根神社まで、あとどれくらい歩けば到着するのか、とにかく先が見えなくて不安は拭えません。霧も濃くなってきたように思いました。”これは傘が必要なのでは・・・”と思っていると、一軒の灯りが点いたお店が目に付きました。

  早朝の町を歩いている中で、店という店は当たり前ですが閉まっていました。家という家もひっそりと静まり返っていて、灯りのようなものを家の内側で付いているのも感じることができない中を歩いてきました。本当にこの町に人は住んでいるのだろうか?と思う程のひっそり感です。なので、この一軒の灯りはわたしに希望を与えました!

 お店のガラス戸に近ずくと、カッパのようなものが見えました。”あのカッパを売ってもらえたら有難い・・・。開店しているのか分からないけれど、もしかしたらこんな早朝でも開けているのかも”と、望みをかけてドアに手をかけました。ちょっとスライドさせると、開くではありませんか!入ってもいいのかな?と、恐る恐る、開けて声をかけて入っていくと、奥から人が出てきました。お店のおじさんです。お店を見渡すとビニール傘も売っていたので、ビニールカッパと一緒に購入しました。カッパのサイズはMサイズで選んでいましたが、お店のおじさんが「Lサイズの方がリュックを背負ったままで着れるから良いよ」とアドバイスくださり、その通りにLサイズに変更。それが、後々”良かった〜!”と何度も思うのでした。お店のおじさんに感謝!この場を借りてお礼申し上げます!ありがとうございます!おかげさまで本当に助かりました!そして、わたしは神社まであとどれくらいかを確認することもできたのでした。

 霧で感覚的に雨を感じていなかったとはいえ、服が湿ってきていて、寒さを感じ始めていました。カッパは防寒にもなり、傘を差してみると、以外と雨が降っていることがわかり、良いタイミングで良いアイテムを手に入れることができたことに感謝しました。

 お店のおじさんに言われた通り、道を歩いていくと、以前来た時にもみた箱根神社の文字と鳥居!!!ようやく辿り着いたーーー!!!と、安堵感は大きかったです。視界が見えていたら、それほど距離を感じなかったかもしれませんが、先が見えない中、確認して進みつつも、やはり、気は抜けなくて、箱根神社の敷地に入ってようやく・・・でした。

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