きものみこ

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箱根三社参り〜箱根神社

箱根神社

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前回は箱根神社の境内案内図にある第三鳥居に辿り着いた所まで。

 

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◉月次祭     

 普通に歩いて行けばバス停から10分位の位置のようですが、辿り着くまでに本当に長く感じました。手水舎で手を清め、第四鳥居、階段を上って第五鳥居を通り、本殿へと進みました。早朝に4〜5人の団体がお札所の軒下でおみくじを引いたりしていました。わたしはお賽銭の位置から本殿内をのぞくと、斎衣をまとった人達がみえました。既に始まっているようでした。社務所で念のため確認しました。案の定、始まっていたため参加は果たせず。結局、月次祭の斎行には間に合いませんでした。普通にお賽銭を入れ、参拝しました。早朝で参拝客もほとんどいなかったのですが、邪魔にならないようにわたしはお賽銭箱から少し横にズレた位置から月次祭に気持ちだけでも参加したくて本殿内をみつめていました。途中、男性の神官さんがお能のような静かな舞をされていました。巫女さんが舞うのはよく見かけますが、男性で舞いを見るのはわたしにとっては珍しいことで新鮮でした。もうすぐ本殿での斎行も終盤だなと思った後は、もう一度社務所へ行き、ご朱印帳に記帳をお願いしました。箱根神社と九頭龍神社と恵比寿神社のご朱印が記帳できます。お守りを見ていたら「福銭」がありました。

 

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◉福銭(ふくせん)  

 ”お金とのご縁を結び、金運UPとされる5円玉”だそうです。福銭のことを調べてみると、もともとはお賽銭のお金を借りて一年間商売し、その儲けから借りたお金の倍の金額をお礼として返すシステムがあったそうです。借りたお金を”福銭”と呼んでいたのが始まりとか。神様へのお賽銭なので縁起が良いとされ、その縁起の良い福銭を借りることで商売繁盛を祈願していたとのこと。様々な寺社で福銭は扱っているようで、5円玉ではなく、その寺社オリジナルのものもあるとか。箱根神社はオリジナルの福銭でした。月次祭のタイミングで得た福銭は、何だか少し特別な気分になります。ご縁あってお会いできた人にGIFTできたら素敵だなと思ったので、今度開催する講座にご参加くださる方にお渡ししようと、この時決めました。

 

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◉九頭龍神社(新宮)

箱根神社の境内には九頭龍神社も祀られています。本宮へ行くには少し距離があるので、合わせてお参りできるようになっているわけですね。去年までは改装工事をしていたようです。雨のせいもあって、新しくなった九頭龍神社は真新しい木の良い香りがして、そこからしばらく動けませんでした。霧が立ち込め、木の香りがして、時折流れてくる風にサワサワと樹々が揺れる音がする。人もほとんどいないので、この静かな時間と空間がとても気持ちが良かったのです。しっかり屋根があり、雨宿りにもちょうど良かったです。

 こちらには龍神水が湧き出いて、御神水としてお水取りに来る人が絶えません。わたしがお参りした時も、タンクで汲んでいる人もいました!わたしもペットボトルの水が少し残っていたので、全部開けて、龍神水を汲みました。この汲み場も新しくなったようです。九体の龍から水が出ています。

 

 ◉安産杉       

 九頭龍神社(新宮)からまっすぐ歩いて左手に建物があり、その建物をくぐると「安産杉」があります。一見、絵馬殿という建物に遮られているようで、見過ごしてしまいそうな場所です。見過ごしそうになったのは、わたしなのですけどね(笑)あ、こんなところにいらっしゃいましたか!という感じで、とても良かったですよ。これはわたしの感覚ですが、ここにもしばらく意味もなくいたくなりました。なので、是非お参りの際はこちらも見逃すことなく行ってみてほしいです。

 HPより確認すると、幸運の栄木として崇められ、そのうち健全な母体の象徴として子孫繁栄を祈る子授け安産杉として崇めたそうです。こうして調べてみると、わたしがいいなぁ〜と感じたのは、その安心感を与えるような大きくてやわらかなエネルギーだったのかなぁと思いました。

 

◉恵比寿神社     

 改修工事をしている神楽殿の脇を通り、恵比寿神社へ向かいました。厳密に言うと、小腹が空いて”お休み処権現からめもち”へ向かっている途中に遭遇したと言いましょうか・・・笑。”ご朱印帳の記帳で恵比寿神社があることがわかり、どこかにいらっしゃるのだとは思っておりましたが、こちらでしたか〜!”という具合で遭遇でした。お参りできて良かった!むしろ、小腹が空いていなかったら、遭遇できていなかったかもしれないので、小腹が空いて良かった!小さなお社に参拝していると、続く人が多かったです。早朝から敷地内にいるわけですが、この頃になるとツアーバスも来て、参拝客が多くなっていました。お休み処は10時オープンで、まだ10時前だったので外のベンチに座ってボーッと待ちました。相変わらず霧も濃くて、九頭龍神社本宮まで行こうか行くまいか考えながら。

 

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◉権現からめもち    

この後の道のりを考えると、ここで小腹を入れておくのが良いと思われました。こちらの五色からめもちは評判のようです。後で調べてわかったのですが、調理には龍神水を使っているようです。餅ももち米100%だとか。時間が経っても固くならないそうです。もち米はうるち米と混ぜていることが多いので、もち米100%は店主のこだわりが見えるよう。必要な分だけを精米して、なくなったら終わりというのも、「食」を大切にされているのだなと思いました。5種類分も食べると、かなり腹持ちも良かったですし、美味しかったです!ここで餅を食べて良かった、食べてなかったら途中で動けなくなっていたと、振り返ってみても本当に思います。龍神水でつくった餅だったからかな?この後、九頭龍神社本宮へ無事に到着できることになります。しかも晴れて!

 

まだ、つづく。

*1:画像は箱根神社HPより