きものみこ

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箱根三社参り〜箱根元宮

箱根三社参りのつづきです。

箱根三社参り〜思い立ちて

箱根三社参り〜箱根神社

箱根三社参り〜濃霧を歩く

 京都の清水寺や長野の善光寺にある一筋の光も入らない暗闇の部屋を歩いた時も、直ぐ目の前にいる人でさえ見えず、”暗闇の中を歩くのは怖い!”と思ったけれど、あのお部屋には壁に綱があって、それを触って伝いながら歩くので、”真っ暗でもここを離さなければ大丈夫””離れても前後には人が歩いているから大丈夫”と、思えます。真っ白で覆われる濃霧は、光もあるし、自分の周り数メートルならば見えなくもない。けれども、少し先が全く見えず、方角感覚がわからなくなります。地図は頭の中。位置感覚を間違えれば、直ぐにおかしな方向へ歩いていくことになります。目印になるものも分かりやすければ、問題ないですが、都内の地下鉄乗り換えで散々歩き回ることになることも体験していたりすると目印や案内にも疑りぶかくなります。”真っ白も怖い!”

 

◉箱根元宮     

御祭神 箱根大神(はこねおおかみ)

 箱根大神とは瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花之開耶姫命(このはなのさくやひめ)と彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の総称。

瓊瓊杵尊と木花之開耶姫命が結婚して生まれた子供が彦火火出見尊。

箱根神社も同じく御祭神は箱根大神。

 

 雨、風に揉まれながら箱根元宮(もとつみや)に到着。晴れていれば、たった7〜8分の場所も、辿りつくまでに、えらい心理的起伏の振り幅と緊張感が大きくて、道のりが長く感じます。そして、安心するところまで来ると、いちいちどっと押し寄せてくる疲労感で体力を消耗しました。権現からめもちを食べておいて良かった!と心底思いました。お餅は一個でも十分腹持ちが良いし、わたしはお餅をたくさんは食べれないのですが、権現からめもちは5種類も味が変わるからつい食べれてしまいます。食べれてしまう美味しさも勿論あります。あの時のなんのなく食べておいた方が良いと思った直感は間違っていなかった!!

これね、写真が少なくて寂しいから載せてしまおう。美味しかったなぁ〜しみじみ(*´ー`*)f:id:kimono-miko:20170703193407j:image

 さておき、家のように建つ本殿。戸を開けて中に入るとお賽銭箱が設置されています。中に入って一呼吸おくと、濡れた髪からポタポタと雫が垂れていることに気づきました。ここまで濡れるとは・・・カッパを脱いで、台のようなところに置かせていただき、身を正してから参拝させていただきました。すぐ隣で神官さんが座っていらっしゃり、ご朱印帳の記帳をお願いしました。このような天候でも静かに佇んでいらっしゃる神官さん。ロープウェーが動いていなければ、いくら決められた日でもこちらに来る事はできないとは思うけれど・・・それでも神官さんだけは辿りつく道があるのだろうか?と考えてしまいます。飄々としていて、なんだかすごいなぁと思いました。

 箱根元宮では毎年10月24日には御神火祭を執り行っていると書いてありました。駒ケ岳は「火」、芦ノ湖は「水」の象徴だとすると、陰陽が統合されている場がこの地にあるのだろうと思ってしまいます。晴れていれば、富士山や芦ノ湖を見ることもできて、それは気持ちが良いだろうなと想像します。とはいえ、このような気候の中での参拝も貴重ですね(笑)

晴れているとこんな感じらしいです。静岡県観光のサイトより画像を拝借させていただきました。晴れた時にまた行きたいです。

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◉下界に降りると・・・

 無事に箱根元宮も参拝でき、ご朱印もGET。残すは九頭龍神社を残すのみ。帰りも真っ白な視界で危うく戻る道を間違えそうになって、”ホント、方向感覚わからなくなるー!”とジレンマ。ロープウェイ乗り場の建物内で、風でひっくり返った傘は直るかなとイジってみると、2〜3本の骨を正常に戻して生地を張れば元どおりに戻りました。ロープウェイで下りて行くと・・・アレ?だんだん視界が晴れてゆく!!芦ノ湖が見える!建物が見える!駐車場の広さもわかる!雨が止んでいる!見えるってすごい!嬉しいーーーー!と、喜び勇みました(笑)

 わたしに追いつき追い越して行った女性とロープウェイ乗り場でも一緒になった時、自然と会話していて、神社の話などをしていました。その女性も九頭龍神社へ行くと言っていました。ロープウェイ降り口で、”ご一緒してもいいですか?”と声を掛けられました。わたしも断る理由など何もなく、”もちろんです!”と言って、一緒に向かうことになりました。

 

写真を撮る余裕がありませんでした。

拝借と再利用のみ…(。-_-。)

 

まだ、つづきます。