浴衣レッスン＆アートなアクセサリー作り講座開催レポート②
「好きなだけ浴衣レッスン」＆「塔野もも先生のアートなアクセサリー作り」を開催しました。前回のアクセサリー作り編に続き、浴衣レッスン編をお届けします。
前回の記事はこちら↓
お一人、アクセサリー作りとW受講してくださっての浴衣レッスンです。手先を使った細やかな作業と集中力を使って疲労感があるのではないかと気にしつつも、いざ、レッスンが始まると、わたしも意識が切り変わりますので、容赦なかったと思います・・・。レッスンする時とカウンセリングしている時は人が変わるみたいです。
受講してくださった方は、浴衣は全くの初めて。浴衣は着たことはあるけれど、自分で着たわけではなく、帯も作り帯だったそうです。仕事の関係で海外の展示会もあるそうで、その時に浴衣を着たいとのことでした。古い浴衣しか持っていないのでと言って、新調した浴衣でご参加くださいました。
◉レッスンでは・・・
レッスンが始まると最初の何十分かで汗だくになっていらっしゃいました。わたしの浴衣レッスンでは鏡は基本使いません。テキストもありません。口伝です。その時点でスパルタ気味なのですが、理由があります。視覚で捉えたものだけを基準にしてほしくないのです。着付けは五感を使います。感覚を研ぎ澄まして着ると、鏡を見なくてもしっかり着ることができます。鏡をみて着るよりも、とてもシンプルなものです。わたしは鏡をみないで着る着付けで習ったので、それが当たり前だと思っていました。「鏡をみないと着ることができない」という声を聞いて、初めて「そうなんだ」と思いました。鏡の制限が一つ外れるだけでも、着る環境は広がります。とはいえ、一応レッスンでは確認用に姿見は用意していますので、受講ご希望の方はご安心ください。
レッスンは何度も着て脱いでを繰り返していただくのですが、一回目でこの仕上がりです。素晴らしい！（裾は、きもの風に設定）
繰り返す中で「ヘトヘトだろうな」とわたしも分かっています。わたしも同じことを何度となくやりました。自分で着る着付けの部門で大会で優勝した時は、体育会系でもないのに体育会系並みに稽古を繰り返しました。クーラーの直下で稽古をしていても汗だくでボタボタ落としながら取り組みました。終わるといつもヘロヘロでした。そうやって先生に特訓分のお金を別途支払って、人の２倍３倍の稽古をしました。だからわかるのです。レッスンがキツイことも、もう少しやると感覚がつかめるようになることも。写真は最終段階で、口伝だけで鏡を見ずに自力で着ているところ。
わたしが教えるからには単に着れるのではなく、「きれいに着る」が最低ラインです。そうとも思わず、習いに着てくださったのだとしたら、”こんなにキツイとは思わなかった”と思うかもしれません。
すみません、レッスンに関して、わたしは手を抜くということができません。短時間でそこまでのものを求めていない人は、他でやさしくゆっくりレッスンしてもらえるところはたくさんあると思うので、そちらで学んだ方が良いかもしれません。
写真は最後の着付け。手を借りず、自力でここまで！
教わる方もキツイと思いますが、教える方もものすごいエネルギーを注いでいます。やはり、浴衣でもきものでも、着てからが醍醐味なのです！その醍醐味を味わってほしいのです！なので、わたしは「着る」ことへのハードルを低くすることを全力でサポートしています。学んだだけで満足してはもったいないです。「自分一人で着られる」という感覚をレッスンで身につけてほしいです。短時間でも、必ずわたしはそこまでの状態までサポートします。鬼にもなります。
そこまでの感覚になると、お出かけするのも楽しみになると思いますし、いつ着て行こうかな？と予定を入れたくなりますし、実際に、すぐにでも予定を入れてお出かけしてほしいです。たくさんお出かけしてほしいです。いつもと変わらない世界が変わったように感じると思います。そして、たくさん出かける場を自ら作ることで、楽しく「着る」を落とし込んでいってほしいです。落とし込めると思います。
◉最後は笑顔で終了！
「びっくりするほどキレイに着れました。自分で着れるようになったなんて夢の様です♡」とのご感想をいただきました。ありがとうございます！よく頑張ってくださいました！わたしも嬉しいです！感謝致します！！
わたしのレッスンはこの夏で最後！と思って開催しています。エネルギーも体力もいるので、わたしの体ではずっとは続けられないのですよね。(この性格なので、少しお察しいただけると思いますが)
来週７月１２日も好きなだけ浴衣レッスンがありますので、わたくし古田に習いたいという方、是非お申込みくださいませ。出張浴衣レッスンも４名〜で受付ます。お問い合わせくださいませ。
こちらをクリック↓
お問い合わせ↓
7/10（月）第３２回きものみこ会 です♪
