きものみこ

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報徳二宮神社と小田原城

 小田原は以前、仕事でちょこちょこ行っていた場所です。桜の季節に仕事が終わってからライトアップされた夜桜を見に行った時は幻想的でとても綺麗だったのを今も覚えています。その後、母を連れて行ったことがありましたが、お城は修繕工事の最中で、猿🐒だけ見て楽しんで終わりました。そして、この度、修繕工事が終わった小田原城天守閣へ行くことができました!

が、その前に報徳二宮神社⛩へお参りです。

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写真は正面。ですが、正面ではない所から入ってしまいました。その鳥居がなんだかとても素朴で素敵なのです。写真を撮り忘れました😓

一歩入ると、森林で木蔭になって温度差を感じるくらいスッと涼しくなりました。

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この感じが好きで、とても心地良くて、つい立ち止まってしまいます。

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そして、古く長い通路の下をくぐると境内です。

本殿から神官さんが出てきて、これからご祈祷らしき人を迎え、また本殿へ入っていきました。神官さんが迎えていたのはご祈祷する人ですが、こうタイミング良く「迎え」があると嬉しくなってしまいます。参拝前に手水舎を探して清めて参拝しました。

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◉御祭神

 二宮金治郎さんが祀られています。二宮金治郎さんは後の二宮尊徳(たかのり)。
豊かな農家に生まれながらも、度重なる自然災害で家は没落。朝から晩まで働きながら先人の知恵を吸収しようと淡々と勉強し、出世して小田原藩士に登りつめる。
 二宮尊徳さんのことを調べてみると、小さい頃に自然災害によって様々な苦い経験をしてきたから、自然との共生をとてもよく考えた政策を実施することに知恵を使ったのだろうと思いました。また、ただ藩士として藩を考えたのではなく、もっと大きく、全体を考えることができた人だったから、それによって人も自然も調和された場があったのだろうと思えます。
 境内はこじんまりとして本殿もとても古いけれど、透き通るような空気を感じて居心地が良かったです。参拝すると良い知恵を授けてもらえるような気分になりました♪

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 お賽銭箱にちょうど報徳二宮神社創建120周年記念事業で表参道の大鳥居を建立するチラシがありました。御守りがある授与所では、この大鳥居事業へわずかですが奉納をしておきました。相模国に貢献して護ってくださった二宮尊徳さん。もとは農家に生まれた人。御祭神までになるなんて本当にすごいことです。
 亡き父が神奈川は災害が少ないとよく言っていたことを思い出します。それは、二宮尊徳さんの自然との共生が根本にあった政策による働きが今もなお、息づいていたからではないか?と、ふと思いました。自然災害が絶えない近年です。改めて二宮尊徳さんが伝えてきたことを知ってくださいと、機会をいただいたように思いました。

 

長くなったので、つづく。