第35回きものみこ会レポート①
みこです。月に一度きものみこ会を主催しています。
35回目は横浜は中華街・元町エリアで開催しました。秋の味覚とバラを堪能する企画です。
レストランへ向かう前に、元町にある厳島神社を参拝。人気で後から後から人が絶えず来ていました。今年は不思議と弁財天様に参拝する機会が多いです。
テクテク歩いて行くと、山下公園前の道路は銀杏並木の色が変化していました。それにしても、良い天気で気持ちがいい!ルンルンしてきます♪
◎熊魚庵 たん熊北店
今回のランチ会場は熊魚庵たん熊北店です。
京料理で有名なたん熊。お弁当は食べたことがあるのですが、お店でしっかりいただくのは初めてで、すごく楽しみにしていました!!!
看板は和紙加工で、店内も和紙の作品で縁取られています。
和紙デザイナーの堀木エリ子さんが手掛けたものだそうです。本も拝見させていただきました!すごく素敵!!!
そして、窓からは氷川丸も見えます♪
見晴らしも良くて、快晴で、最高です♪
着席してナフキンを帯に挟んでいたら、お店の人がきもの用の前掛けになるクリップを持ってきてくださいました。
ぶどうの装飾がとても美しいクリップです。せっかくなので、使わせていただくことにし、申し出ると、クリップを留めてくださり、至れり尽くせり♪どうかしら♪
料理は平日限定のメニューでお手頃価格です。平日開催はこういうお得感があるのが嬉しいです(*^^*)
●壱の膳
秋鰹の叩き
汲み上げ湯葉
穴子と春子鯛の握り寿司
●弐の膳
炊合せと天ぷら
この炊合せ、素晴らしいのです!何がって、出汁とか含ませ方とか素材感とか全てが繊細で!最近、寒くなってきて、煮物が食べたくて、家で作るのですが、煮物って奥深くて難しいし、出汁がまた奥深いと感じていたところでした。一見地味ですが、和食の凄さに感動しまくりな一品です。
天ぷらも感動でした!鱚はよく天ぷらで出てくるだけに、"何?この身のふっくら加減!!!"とビックリ!茄子も油でジトッとしているのではなく、茄子が元々持っている水分でジューシーなのです!!!
写真だと残念ながら伝わりませんね。どれも味わい深いです。
きものは基本となる着付けや帯結びほど、差が出ますし、誤魔化しが利きません。それらも決して豪華なものではなく、一見地味です。煮物や天ぷらを食べて思うのは、和食においても同じだな、いえ、あらゆるもの全てにおいても同じだなという想い。やはり基礎・土台がしっかりとしたものに積み上げるものはブレないものが築かれるのだと。基礎や土台になるものは本当に地味ですが、すごくすごく大事だと感動するのは日本人らしい感性なのかもしれないですね。
御飯と味噌汁と香の物
しめじの炊き込みご飯は柚子の皮もすってあり、これまた絶妙な味わい。味噌汁も赤出汁ですが、今までいただいた赤出汁の中で一番繊細だったように思います。染み渡る美味しさ。和食はホッとしますね。
香の物が多い!と思ったら、御飯と御味噌汁はお代わり自由で、どちらもお代わりしてしまいました!おかげさまで、すっかりお腹がいっぱいに(笑)
前回開催レストランのマダムで、古い友人が今回駆けつけてくれました!前日からきものを準備していたけれど、朝になって支度に間に合わず洋服ですが、多用の中、来てくれてとても嬉しかったです!そして、いつもはサービスに徹しているレストランを出て、いつもと違う空間と束の間のほっこり、ゆったりした時間を楽しんでもらえて良かったです(*^^*)
この後はバラ園をお散歩したのですが…長くなったので、続きはまた後日書きたいと思います。